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2016年4月

4月30日(土)

「ドッグマンノーライフ」の公開稽古を開催します。

本番に至るまでの、俳優と演出の有機的な関わり方を、是非体験しにいらして下さい。
入場は無料です。お気軽にお越しください!

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本番の1ヶ月前くらいから作品を壊して再考して再構築するクセがある。
自分でもめんどくさくて嫌な性癖だけど、自分のその美意識みたいな感性は
ちょっと信頼している。本番1ヶ月前の作品を壊す前にお客さんに作品の断面を
少し観てもらいたい。あと作品を立ち上げる俳優陣がお客さんの前で作品を
立ち上げる苦労と恐怖を初日の前に体感できるのは俳優の成長に欠かせないと思ひます。


山縣太一

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4月17日(日)

映画「海岸(横浜~三浦半島)」上映
瀧澤寛治 作
16㎜フィルム カラー 60分

4月8日(金)〜10日(日)


『動きの幽霊』

動きの発生と再生。あらわれて消える意味と影。

このからだはスカスカに透けているから、煙みたいに。

でもだから、あなたは、そこに、どこかや何かを見るかもしれない。

 

あさっての東京

20162月初演作品の改訂版。

予め告げる。予め祈る。予めことを起こす。

幾層にも同時に走るタイムマシン。

【共催】山本卓卓 WS「場所からうまれる/ニュートラルのレンジ」

私が演劇創作を行う上でその支柱となっている条件「場所からうまれる」を実践的にシェアしたいと考え、ワークショップを開催することになりました。「場所からうまれる」とは演劇を構成する諸要素のヒエラルキーのトップに「場所」を設定するということです。つまり、演劇は役者からでも演出家からでも台詞からでもなく、何よりもまず場所から生まれるのだという考えです。演劇における「場所」とは大きく分類して2つ。

 

1・上演する場所(空間)

2・戯曲の設定上の場所(場面)

 

空間と場面、この2つを意識し、そこでの所在をみつけることさえできれば、演技と身体は自ずとみえてくるはずです。そうした中で、たとえば土地の特有性に気付けたりといった日常生活での場所の持つ強さを鑑みたりできるでしょう。場所を変えたら気分が変わった、なんていう経験が誰しにもきっとあるのではないでしょうか。あるいはどうもこの場所とはソリが合わないぞなんていうことも。演劇を場所から考え日常を参照し再び演劇に還元する、というイメージを持つことでそれらをより豊かに発展させるきっかけになれば、と考えます。

山本卓卓(範宙遊泳/ドキュントメント)