オフィスマウンテンプレゼンツ みなと戯曲倶楽部 vol.1 『TRIP』

2021年7月31日(土)

≪トークイベント&ライブ配信≫

みなと戯曲倶楽部の記念すべき第1弾は、ノイズな身体・日本代表、山縣太一(オフィスマウンテン)と、ゲストに誤意訳の生みの親、中野成樹(中野成樹+フランケンズ)さんが登場!

戯曲が発明されてこの方、社会はいくたの危機を乗り越えてきました。

コロナ禍の影響で、劇場での公演に入場制限がしかれること早一年あまり。いまだ解除の見通しは立っていません。
そんな劇場に人が集まることのままならない今、「TRIP(=旅)」をキーワードに、日本の小劇場界で異彩を放つふたりの演出家が、互いの戯曲を交換して読み解き、横浜の地で徹底的に語りあいます。

さあ、エクリチュールの旅へ行こう。


日程
2021年7月31日(土) 13:00
※受付開始・開場は30分前

料金
ライブ配信チケット:1,000円
ライブ配信+戯曲セットチケット:1,500円 ご予約はこちら
※会場での観覧は読書会とのセット券のみの販売となります。

出演

山縣太一
1979年、横浜生まれ。演劇ユニット《オフィスマウンテン》主宰。
作家、演出家、振付家、俳優、ダンサー。
『ドッグマンノーライフ』(2016)が第61回岸田國士戯曲賞最終候補、『ホールドミーおよしお』(2017)が第17回AAF戯曲賞最終候補にノミネート。初の小説『体操させ、られ。してやられ』が第二回ことばと新人賞を受賞。

中野成樹
1973年、東京生まれ。演出家。中野成樹+フランケンズ主宰。日本大学芸術学部演劇学科准教授。時代や文化の異なる海外や日本の古典戯曲を、今の私たちの尺度で読み解き、組み直す。好きな食べ物:鰻。好きなバンド:筋肉少女帯。代表作:F/T2017『半七半八』(岡本綺堂「半七捕物帖」より,2017), 日本・シンガポール共同制作『Drums』(三島由紀夫「近代能楽集」より,2016)、『ロボットの未来』(チャペック「R.U.R」より)、など。

課題戯曲
『ホールドミーおよしお』

≪山縣太一 コメント≫
ぼく山縣はロックフェスには絶対行かないけれど興味はあるので、フェスの話を想像で書いてみました。音楽で踊るという行為より、生活の中で踊る自分や踊らされている人を描けないかな?つまり、それぞれの自分なりのフェスってあるんじゃないかな?そういうのを大事にしよう。って感じで作った作品です。

『サマーキャンプ』
(原作:B.ブレヒト『イエスマン・ノーマン』『了解についてのバーデンでの教育劇』より)

≪中野成樹 コメント≫
「とりあえず、ブレヒトをやってみよう」と思って作った作品です。ブレヒトってどうも説教くさかったり、小難しそうにその理論を語る大人たちが沢山いて、面倒だなあと思っていました。でも、きっとそこいらに魅力があるのだろうなあとも感じていました。なので、斜に構えず、恥ずかしがらず、それに向き合ってみました。出来上がったのは、子供の「サマーキャンプ」で語られるような道徳的な話でした。

お問い合わせ
mountain.ticket(a)gmail.com (a)を@にしてお送りください。

協力:中野成樹+フランケンズ
主催:オフィスマウンテン

[みなと戯曲倶楽部とは?]
みなと戯曲倶楽部では、戯曲に書かれた言葉を介して、人と人のつながりをつくり、作品、地域、歴史とのあらたな出会いの場となることを目指しています。
戯曲とは、俳優によって発話されることを前提に書かれた文学作品です。けれども、演劇として上演されるさいには、表象されずにそのまま戯曲のなかに留まるものもあるはず。
そうしたひとりで読んでいるだけでは気づかずに通り過ぎてしまう言葉たちを掬いあげるべく、演劇界で活躍する二人の講師がナビゲーターとなって、参加者とともに互いの戯曲をひもとき、語りあいます。

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