ヨコハマトリエンナーレ2011連携プログラム 平成23年度文化庁芸術祭参加公演 ST Spot i.e.project05 アンサンブル・ジェネシス新作公演 『エウリディーチェの嘆き』 主催

2011年11月5日(土)・11月6日(日)

古楽器による演奏から現代音楽まで卓越した演奏技術を持つアンサンブル・ジェネシスとコンテンポラリーダンスの企画制作を得意とするSTスポット横浜が共同で企画から公演までをプロデュースします。振付はコンテンポラリーダンス界の秀才、神村恵が担当。本作では音楽だけでなく視覚的演出での即興的ダンスやビジュアルにより、「小オペラ」として展開されます。


演出:鈴木優人
振付:神村恵
作曲:タナシス・デリギアニス、新垣隆、鈴木優人

演奏:
ソプラノ:岩下晶子
リコーダー・サクソフォン:アンドレアス・ベーレン
ヴァイオリン:山口幸恵
ヴィオラ:小峰航一
チェロ:懸田貴嗣
チェンバロ・オルガン・ピアノ:鈴木優人
ダンサー:臼井彩子 遠藤綾野 剣持真理子 白井愛咲 宝栄美希 宮原万智

※出演を予定していたソプラノの松井亜希は、出産に伴い大事をとり降板することとなりました。代わって、ソプラノは岩下晶子が出演いたします。

<予定曲目>
クラウディオ・モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」より抜粋
ビアジョ・マリーニ:パッサカリア
アンドレア・ファルコニエーロ:パッサカッレ
マルコ・ウッチェリーニ:「針箱」によるアリア
タナシス・デリギアニス:オルフェオの賛歌によるエウリディーチェ(初演)
タナシス・デリギアニス:サッフォーによるエウリディーチェのモノローグ(初演)
タナシス・デリギアニス:プラトーによるエウリディーチェのモノローグ(初演)
新垣隆:古事記イザナミの神話による新作(初演)
鈴木優人:ロトの妻の主題による新作(初演)
福田拓人:エウリディーチェのためのライブエレクトロニクスによる新作(初演)

日程:2011年11月5日(土)・6日(日)
5日(土)15:00/19:00
6日(日)15:00
*開演1時間前より受付開始。入場整理券を発行します。
*開場は開演の30分前。
*上演予定時間約80分

会場:KAAT 神奈川芸術劇場 中スタジオ

料金:
前売 3,500円 前売学生 3,000円 当日 3,800円

スタッフ:
アートディレクション:田村吾郎
照明:木藤歩
音響:福田拓人
舞台監督:湯山千景
撮影:松澤延拓 松本和幸
宣伝美術:梶野沙羅
制作協力:京極朋彦

主催:NPO法人STスポット横浜 アンサンブル・ジェネシス
共催:横浜市
特別協力:急な坂スタジオ
助成:芸術文化振興基金 財団法人アサヒビール芸術文化財団
協力:バッハ・コレギウム・ジャパン
提携:KAAT 神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)

【アンサンブル・ジェネシス プロフィール】
2005年に結成された古楽器とモダン楽器を駆使するアンサンブル。バロックから現代までの幅広い作品を取り上げ、若手アンサンブルらしい瑞々しい解釈と詩的感性による演奏が日本やヨーロッパで高い評価を得ている。鈴木優人とアンドレアス・ベーレンはアンサンブル・ジェネシスの中心的メンバー。リコーダーのベーレンはドイツ出身、若手随一のリコーダー奏者として注目され、ジャス・サックスも演奏する多彩さをもつ。鈴木優人は指揮、チェンバロ、オルガン、作曲、演出も手がける。チェンバロ・ソロを録音したデビューCD「rencontre」は各紙で絶賛され、その才能と豊かな音楽性に期待が集まっている。近年の公演では音楽をインスタレーションとして提示するというテーマで映像や美術を駆使した空間演出を公演の中に取り込み、総合的に演出するという手法で作品を提示している。
http://eugenes.cocolog-nifty.com/genesis/

【神村恵 プロフィール】
振付家・ダンサー。
幼少よりバレエを学ぶ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。2000年より、オランダのロッテルダムダンスアカデミーにて1年間学ぶ。04年よりソロ作品を制作し始め、国内外の様々な場所で作品を上演している。06年、神村恵カンパニーとしても活動を開始。10年7月、トヨタコレオグラフィーアワード2010にファイナリストとして出場。ものとしての身体とその内にある見えない感覚の両方に形を与える試みを続けている。
http://www.kamimuramegumi.info/

【i.e.project [“individua-rhythm,entire-rhythm” project]とは】
「演劇」や「ダンス」という表現が「舞台芸術」という全体を。パフォーマーやスタッフワーク、空間が一つの「作品」という全体を。そうして出来上がった「作品」が私たち「個」に与える影響。そういった当たり前のことを疑うことからはじめ、真っ向勝負を挑み続けるアーティストたちが見据えているモノを探求するプロジェクト。

[これまでのi.e.project]
vol.01 ワークショッププログラム
vol.02 山下残『大洪水』
vol.03 酒井幸菜『難聴のパール/Night in June』
vol.04 山下残『庭みたいなもの』

(c)荒谷良一

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