東京デスロック 『再/生』&『再/生〈多田淳之介+フランケンズ ver.〉』 主催

2011年7月16日(土)-24日(日)

死に逝く人々の物語を連続して繰り返し、疲弊していく身体から圧倒的な”生”を描き出した’06年上演の『再生』が新たに『再/生』として再生します。東京デスロックSUMMER TOURの最初の地、STスポットでは’08年11月に『トランス』(作:鴻上尚史)で好評を博した〈多田淳之介+フランケンズ〉によるWS ver.も同時上演致します。どうぞご期待ください。

死を見つめる事がかつての自分の作劇の動機だった。「再生」を上演した時に初めて死から解放された気がした。以来自分は戯曲を書くのを辞めた。同時に出会ったのが俳優の身体だった。その後、時間と出会い、世界と出会った。今自分が見つめているのはまぎれも無く現在だと言える。現在の中にある連続性と非連続性。「再生」は連続性、「再/生」は非連続性とも言えるだろう。死を見つめる事で生に出会ったように、現在を見つめる事で何かに出会えるだろうか。今はただ、純粋に連続からの解放を試みたい。

多田淳之介


テキスト構成・演出:多田淳之介
出演:夏目慎也 佐山和泉 佐藤誠 間野律子(以上東京デスロック)
   石橋亜希子(青年団) 坂本絢

同時上演『再/生〈多田淳之介+フランケンズver.〉』
演出:多田淳之介
出演:フランケンズ(石橋志保 小泉真希 斎藤淳子 野島真理 洪雄大
          竹田英司 福田毅 村上聡一)
【中野成樹+フランケンズ】
翻訳劇を専門に上演するカンパニーとして、’03年結成。ちょっと堅苦しいイメージの海外戯曲のマスターピースを、原作に敬意を払いつつも今の我々の物語に仕上げる「誤意訳」という手法でぐっと身近な作品として上演している。’11年4月、主宰である中野成樹と、俳優・ドラマトゥルク・照明・制作で構成されるフランケンズ(14名)からなる新体制に。4つのミッションのもと、演劇を世界にさししめす。多田淳之介+フランケンズは、’08年11月『トランス』(作:鴻上尚史)以来2度目となる。
http://frankens.net/

日程/アフタートークゲスト:
D・・・東京デスロックver. F・・・多田淳之介+フランケンズver.
2011年7月
16日(土)19:30 D/大谷能生(批評家、音楽家)
17日(日)19:30 F/中野成樹(中野成樹+フランケンズ主宰)
18日(月)15:00 D/白神ももこ(モモンガ・コンプレックス主宰)
      19:30 F/藤田貴大(マームとジプシー主宰)
19日(火)19:30 D/岡田利規(チェルフィッチュ主宰)
20日(水)休演日
21日(木)15:00 F/加藤弓奈(急な坂スタジオディレクター)
      19:30 D/KENTARO!!(東京ELECTROCK STAIRS主宰)
22日(金)19:30 D/神里雄大(岡崎藝術座主宰)
23日(土)15:00 D/TJ Eckleberg(Director/Music Producer)
      19:30 F/岩渕貞太(ダンサー、振付家)
           佐藤泰紀(STスポット、急な坂スタジオ)
24日(日)15:00 D/大平勝弘(STスポット館長)
      18:30 F【追加公演】

チケット:
2011年6月4日(土)発売開始
日時指定・全席自由・整理番号付
東京デスロックver./多田淳之介+フランケンズver.共通
一般:前売(事前入金)2,500円 予約(当日精算)2,800円 当日3,000円
学生・シニア(65歳以上):前売(事前入金)2,000円
             予約(当日精算)2,300円 当日2,500円

チケット取扱い:
東京デスロック
 TEL 080-3360-2180
※お得な前売チケットをご用意致しました。公演中止の場合に限り、チケット料金を払い戻し致します。
※天災などにより、公演スケジュールを変更する場合がございます。詳細は東京デスロックWebサイト、Twitter等をご確認ください。
※受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前です。
※学生・シニアの方は、当日受付にて学籍・年齢を確認できる証明書をご提示ください。
※開演5分前を過ぎますと予約がキャンセルになる場合がございます。
※開演後のご入場はお断りする場合がございます。
※未就学児のご入場はお断りしております。

スタッフ:
照明:岩城保 舞台監督:中西隆雄 演出助手:橋本清
宣伝美術:宇野モンド 制作:服部悦子
協力:青年団 (有)レトル krei inc. シバイエンジン 水天宮ピット
助成:アサヒビール芸術文化財団
   文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
特別協力:急な坂スタジオ 中野成樹+フランケンズ
主催:東京デスロック NPO法人STスポット横浜
共催:横浜市

【東京デスロック】http://deathlock.specters.net/
多田淳之介を中心に’01年より活動を開始。’07~’08年には青年団の劇団内ユニットとして活動、独立後の’08年度より3年間、埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみのレジデントカンパニーとして活動。主宰の多田は、’10年4月より、同館の芸術監督に公共文化施設の演劇部門では国内歴代最年少で就任。’09年より東京公演休止を宣言、埼玉県富士見市を拠点に全国の地域、海外を中心に活動。’11年度より「地域密着、拠点日本」を宣言し、各地域に根ざす劇場、カンパニーと共に地域での芸術活動の更なる発展を目指す。演劇を「現前=現象」の芸術と捉え、俳優の身体、観客、今そこで起きうる現象そのものをフォーカスし演劇作品として上演する。オリジナルテキストによる作品やインターネット上の発言をコラージュした作品、無言劇などを創作する一方で、シェイクスピアなどの海外古典や三好十郎などの戯曲も上演し、「現代=現在」を演劇によって捉え直す活動を続けている。’09年より韓国ソウルでの第12言語演劇スタジオとの合同公演を毎年行うほか、’11年5月にはフランス ジュヌビリエに国立演劇センターでのFestival TJCCに招聘されるなど、国内外問わず活動の幅を広げている。

Summer Tour
京都公演:2011年8月5日(金)-7日(日) KAIKA(京都)
静岡公演:2011年8月27日(土)-28日(日) 月見の里学遊館(袋井)

Winter Tour
ソウル公演:2011年12月 情報小劇場(ソウル)
福岡公演:2012年2月 ぽんプラザホール(福岡)
北九州公演: 2012年3月  枝光本町商店街アイアンシアター(北九州)
青森公演:2012年3月 アトリエ・グリーンパーク(青森)
富士見公演:2012年3月 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(富士見)

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