関係舎 と カミグセ 『カミグセ短編集 vol.2』
原案:辻本直樹(関係舎)
作・演出:つくにうらら(カミグセ/水中めがね∞)
《作品紹介》
『Re:タナトスのガールフレンド』
女は高熱を出していた。
男は風邪薬を買いに出かけた。
死神が部屋にやって来た。
男の死期は近づいていた。
死神は男を迎えに来た。
女しか部屋にはいなかった。
死神は女に用はなかった。
女は男の帰りを待っていた。
死神も部屋で待つことにした。
男はなかなか帰ってこなかった。
なんにもならないのに出会ってしまった、ふたり。
出演:赤猫座ちこ(牡丹茶房) 星 秀美
『思い出にニスを塗れ』
今ここにいないあの子の絵を描こう。
今ここにいないあの子を呼び戻すために。
あの子はきっと綺麗だった。
あの子はもっと嫌な子だった。
思い出を美化してはいけない。
思い出は保存しなくてはいけない。
描き上がることのない肖像の前で、私たちは立ち尽くしたまま。
出演:岩永 彩 Q本かよ 塩原俊之 中村佳奈 廣瀬樹紅
日程:2019年8月8日(木)-11日(日) 全6ステージ(全回アフタートークorアフターイベントあり!)
8日(木)19:30★
9日(金)14:00★/19:30◎
10日(土)14:00★/19:30◎
11日(日)14:00◎
★=「カミグセの課外活動」(アフターイベント)
8日(木)19:30・・・歌とギター[出演:つくにうらら]
9日(金)14:00・・・アイドルの真似事[出演:つくにうららと「Re:タナトスのガールフレンド」チーム]
10日(土)14:00・・・新かき氷[出演:つくにうららと「思い出にニスを塗れ」チーム]
◎=つくにうららとアフタートーク(登壇者は予定)
9日(金)19:30・・・「思い出にニスを塗れ」チーム
10日(土)19:30・・・「Re:タナトスのガールフレンド」チーム
11日(日)14:00・・・公演反省会[ゲスト:園田喬し氏(編集者/BITE編集長)]
※受付開始・開場は、各回開演の30分前
※上演時間は2作品あわせて約70分程度を予定
チケット:
一般:3,000円
U-25:2,500円
高校生以下:1,000円
※全席自由席
※U-25・高校生以下は受付にて要身分証明書提示
※未就学児入場不可
スタッフ:
演出助手:浜田 渉、中神真智子(perrot)
舞台監督:鳥巣真理子
照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:谷井貞仁(ステージオフィス)
音響操作:高島斎(ステージオフィス)
宣伝美術:嵯峨ふみか
舞台写真:保坂 萌
当日運営:田中亜実(劇団女体盛り)
企画製作:カミグセ
協力:関係舎、水中めがね∞、牡丹茶房、perrot、黒猿、ステージオフィス、劇団女体盛り、ムシラセ、STスポット
お問い合わせ:
mail:info@kamiguse.com
web:https://www.kamiguse.com/
《プロフィール》
【カミグセ】
つくにうららが自身の作品を上演するための団体として、2011年の桜美林大学総合文化学群在学中に旗揚げ。最近はやる気が出たらもぞもぞと準備をし、気分が乗ったら公演を行う。モノローグとダイアローグを織り交ぜながら、他者と関わり、傷つきながらも生き方を模索し続ける人々を描いている。2012年にはシアターグリーン学生芸術祭Vol.6に選出、2016年には王子小劇場の佐藤佐吉ユース演劇祭に招聘された。
【関係舎】
小道具スタッフチーム・Nichecraftの辻本直樹が、実体のないもの・手で触れないものを作るときに名乗る「上演を前提としない演劇ユニット」として2015年に始動。物語の可能性を一つに絞らず、複数の分岐や派生を許容する創作をおこなう。