山本卓卓WS 『場所からうまれる/ニュートラルのレンジ』 共催

2016年4月1日(金)-4月3日(日)

私が演劇創作を行う上でその支柱となっている条件「場所からうまれる」を実践的にシェアしたいと考え、ワークショップを開催することになりました。
「場所からうまれる」とは演劇を構成する諸要素のヒエラルキーのトップに「場所」を設定するということです。
つまり、演劇は役者からでも演出家からでも台詞からでもなく、何よりもまず場所から生まれるのだという考えです。
演劇における「場所」とは大きく分類して2つ。

1・上演する場所(空間)
2・戯曲の設定上の場所(場面)

空間と場面、この2つを意識し、そこでの所在をみつけることさえできれば、演技と身体は自ずとみえてくるはずです。
そうした中で、たとえば土地の特有性に気付けたりといった日常生活での場所の持つ強さを鑑みたりできるでしょう。
場所を変えたら気分が変わった、なんていう経験が誰しにもきっとあるのではないでしょうか。
あるいはどうもこの場所とはソリが合わないぞなんていうことも。
演劇を場所から考え日常を参照し再び演劇に還元する、というイメージを持つことでそれらをより豊かに発展させるきっかけになれば、と考えます。
山本卓卓(範宙遊泳/ドキュントメント)


内容:身体を使ったトレーニング。テキストを用いたグループワーク。内部での発表。

日程:2016年4月1日(金)-3日(日)
1日(金)14:00-17:00(休憩)18:00-21:00【A】
2日(土)14:00-17:00(休憩)18:00-21:00【B】
3日(日)14:00-17:00(休憩)18:00-21:00【C】

参加条件:演劇経験問わず。年齢制限なし。見学は原則不可。

参加料:
一般 3,500円
学生 3,000円(要学生証提示)
*当日現金にてお支払いいただきます。

定員:15名程度/回
*先着順とさせていただきます。

お申込み方法
以下をご明記の上、メールにてお申し込みください。
こちらからの返信をもってお申し込み確定とさせていただきます。
キャンセル不可。ご予定をご確認のうえお申し込みください。

【件名|山本卓卓WS】【申し込みアドレス|info(a)hanchu-yuei.com】((a)を@にしてお送りください)
①氏名 ②年齢 ③性別
④メールアドレス(事前にデータをお送りする場合がありますのでPCアドレス推奨)
⑤電話番号 ⑥ご希望の日程【A・B・Cより1つ】
⑦山本卓卓作品観劇の有無(観ていなくてもご参加いただけます)

お問合せ:
[TEL]090-6182-1813(範宙遊泳 制作)
[MAIL]info(a)hanchu-yuei.com((a)を@にしてお送りください)

山本卓卓 Suguru Yamamoto
劇作家・演出家。1987年生まれ。山梨県出身。
2007年に範宙遊泳を旗揚げし、すべての作品の作・演出を務める。
舞台上に投写した文字・写真・映像・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インドのアーティストと共同制作を行うなど、活躍の場をアジアまで広げている。
2012年より、一人の人間に焦点を当て生い立ちから掘り下げて作品化するソロプロジェクト「ドキュントメント」を始動し、TPAM in Yokohama 2016 では『となり街の知らない踊り子』を英語字幕付きで上演し好評を博した。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 Best Original Script(最優秀脚本賞)とBest Play(最優秀作品賞)を受賞。
『うまれてないからまだしねない』で第59回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。
公益財団法人セゾン文化財団2015年度・2016年度ジュニアフェロー。

助成:公益財団法人セゾン文化財団
共催:STスポット
主催:範宙遊泳 さんかくのまど

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