範宙遊泳 『その夜と友達』 共催

2017年8月3日(木)-8月13日(日)

ちょうどボブディランがノーベル文学賞を受賞する頃、とある住宅街を目的もなく散歩していた時、
どこかの家の換気扇の排気口から漂う晩御飯の匂いに触発されてこの演劇を着想した。それは嗅覚
を次の四ツ辻まで奪い去るような筑前煮の甘辛い匂いだった。べつにポトフの匂いだったとしても
おそらくこの演劇をつくることになったと思う。でもきっと筑前煮でなければ「その夜と友達」と
いうタイトルの演劇にはならなかった。この演劇には2人の男と1人の女が登場する。2人の男と
1人の女といえばその常套手段として三角関係を描くのか、と思いきや今作はそれを本意とするも
のではなく友情の話である。友情といえど残念ながらいわゆる「青春」にはならない。青春だと感
じる余裕もなく、ただそこでのそのそと生活する人々のちょっと風変わりな話だ。これは壁(排気
口)の向こうの時間と匂いについての物語である。
山本卓卓


作・演出:山本卓卓
出演:大橋一輝(範宙遊泳) 武谷公雄 名児耶ゆり

スタッフ:
音楽|涌井智仁 アートディレクター|たかくらかずき 映像|須藤崇規
美術|中村友美 照明|富山貴之 衣裳|藤谷香子(FAIFAI) 舞台監督|櫻井健太郎
演出助手|藤江理沙 デザイン|金田遼平 広告写真|齊藤翔平
当日運営|田中亜実 制作助手|川口聡 制作|柿木初美 制作統括|坂本もも

協力|プリッシマ FAIFAI ロロ 急な坂スタジオ 森下スタジオ ローソンチケット
助成|芸術文化振興基金 公益財団法人セゾン文化財団
共催|STスポット
企画制作・主催|範宙遊泳 さんかくのまど

スケジュール:
8月3日(木)〜13日(日)
3日(木)19:30
4日(金)19:30
5日(土)14:00/19:00
6日(日)14:00/19:00
7日(月)休演日
8日(火)14:00/19:30
9日(水)19:30
10日(木)14:00/19:30
11日(金)19:30
12日(土)14:00/19:00
13日(日)14:00

受付|開演45分前 開場|開演30分前
上演時間|120分(休憩込)

会場:
STスポット

料金:
一般|3,000円
学生|2,500円
高校生以下|1,000円(一律)
当日|各500円増し

チケット取り扱い:
<一般・学生予約|事前入金>
ローソンチケット http://l-tike.com/
Lコード|34905
電話|0570-000-407(10:00~20:00/オペレータ対応)
店頭|ローソン、ミニストップ店内Loppi

<高校生以下|当日清算>
件名を「高校生以下予約」とし、hanchu.ticket@gmail.comまで
①日時②枚数③お名前④ご連絡先
をご明記のうえお申し込みください。
こちらの返信をもってご予約完了といたします。

*前売り券ご購入後のキャンセル・日時変更はご対応できかねます。
*未就学児のご入場不可。
*客席の都合上、開演時間を過ぎるとご入場いただけません。遅れずにご来場ください。
*車椅子でご来場の場合は事前にご連絡ください。

お問い合わせ:
tel=090-6182-1813(制作)
mail=hanchu.ticket@gmail.com

範宙遊泳 Theater Collective HANCHU-YUEI
2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。
生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った
対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演
出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目
を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、アメリカで公演や共同制作も行
う。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『うまれてないからまだしねない』で第59回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。
http://www.hanchuyuei2017.com

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