アルプの音楽会 音の顔と性格 alp’s concert sound face, sound case 主催

2016年10月20日(木)-10月23日(日)

公演チケット予約

音楽・出演:アルプ
ゲストパフォーマー:福留麻里(ダンサー・振付家) 大崎清夏(詩人)

プログラム
生い茂る電子音/手が変/スピーカーのまばたき/読む人/遠近の待ち合わせ/低音新聞/
パンとピント/動く人/落下の自由研究/超コーラス類/他


(音楽は音に生い茂る。自分の体に新しい手を作ることができたら、音楽は音を立てて生い茂る。)

はじめまして。
『音の顔と性格』は、アルプにとって最初の音楽会です。
この音楽会で私たちがやろうとしていることはたぶん、
ふだんはなかなか聞こえるようにならない音や考えを
聞こえるようにすることです。

音にはたくさんの顔があります。
それは、そのように聞こえるという形です。

(はね曲りかけ埋もれ回り増えゆがみ割れ散らかり掠れ集まり乗り詰まり途切れ宝箱こもり溜まり帰ってきてひずみへこみ打ち消し揺れ揺らぎ寄り消え転がりぶつかり)

音にはたくさんの性格があります。
それは、そのように聞こえるという形をまさにその形にしている条件や状態です。

(音楽にとって形を作り出すことは状態を作り出すことと等しい。)

前頁の言葉プログラムは、今回私たちがやろうとしているアイディアやモチーフを仮に名付けてみたものです。
どうしてか聞き逃されている音を拾い集め、聞こえるかもしれない音や考えを奏でようとしています。

(ふだんなかなか聞こえるようにならない音や考えは、なぜ聞こえるようにならないのか?
それは、そこに自分の耳を持っていくことができないからかもしれない。
もしくは、そこに自分の心を持っていくことができないからかもしれない。)

ある顔に含まれる別の顔に、ある性格に含まれる別の性格に気づくことで、もしかしたら聞こえるかもしれないことを想像することができます。

(どうしてか聞き逃されている音を拾い集め、聞こえるかもしれない音や考えを奏でようとする。ただし、自分の体を持っていることを忘れずに。)

ふだんなかなか聞こえるようにならない音や考えは、音自身の顔と性格に隠されています。
それはつまり、人の持てる体に隠されているということでもあります。
それから、これまでに何度も聞かれてきたたくさんの音楽の中にも。

(音楽は音に生い茂る。自分の体に新しい手を作ることができたら、音楽は音を立てて生い茂る。)

音楽は、もしかしたら聞こえるかもしれないことです。
すてきな音楽会になりますように。

(みつけた箱が空箱でもがっかりしないこと。)

2016年8月 アルプ


日程:2016年10月20日(木)-23日(日)
20日(木)19:30◎ ※予定販売枚数終了
21日(金)19:30◎ ※予定販売枚数終了
22日(土)14:00/18:00
23日(日)14:00/18:00
*受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
*日時指定・全席自由
*未就学児の入場はご遠慮いただいております。

◎の回終演後、アフタートーク有り
20日(木)19:30 佐々木敦氏(批評家・HEADZ主宰)
21日(金)19:30 大谷能生氏(音楽家・批評家)

料金:
チケット発売日 2016年9月7日(水)
前売 2,500円 当日 2,800円 前売学生 2,000円
高校生以下 無料(要予約・枚数限定)
*前売学生券及び高校生以下の方は当日学生証をご提示下さい。

ご予約・お問合せ:
STスポット
[WEB]https://stspot.jp/ticket/
[TEL]045-325-0411
[MAIL]tickets(a)stspot.jp((a)を@にしてお送りください)

【アーティストプロフィール】
アルプ
木下美紗都と石塚周太の音楽プロジェクト。
http://www.alp-pla.net

福留麻里(ふくとめ・まり)
ダンサー。2001年よりダンスデュオほうほう堂として活動し、現在はソロを中心に活動中。
主な作品「川に教わる」「そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる」「動きの幽霊」
http://marifukutome.tumblr.com

大崎清夏(おおさき・さやか)
1982年生まれ。詩人。詩集『指差すことができない』が第一九回中原中也賞受賞。
その他詩集に『地面』(アナグマ社)、『地形と気象』(共著、左右社)など。
http://osakisayaka.com


宣伝美術:佐々木暁
広報協力:HEADZ
企画制作・主催:STスポット
共催:横浜アーツフェスティバル実行委員会

alpsconcert_2

戻る