かもめマシーン 『スタイルカウンシル』 提携

2013年5月28日(火)-6月2日(日)

僕らの持っている「声」はメディアだ。


声が発する内容のことではない。

その響きがメディアとして機能する

「わー」とか「ぎゃ」とか、「うぇ」とか、

意味として認められないような、文字にもできないようなその響きが、

時として「意味」以上に、僕らの身体に深く浸透してしまうことがある。



昨年、福島(といってもいわき市のしかも限られた地域だ)で、

いろいろな人に話を聞いたときに、

聞きたかったのは、多分その響きだった。

それさえ聞くことができれば、もしかしたら「震災」についてなど、

聞けなくてもよかったのかもしれない。

その響きに、そしてその響きが聞き手の身体に浸透していくことに、僕は希望を感じる。



時間を経て残るのは文字に変換できる「意味」であり、

響きはすぐに空気に溶けて消えてしまう。

けれども、僕は声のその響きの中に、

「未来」のようなものを見出したいと思う。

今回、福島で得た言葉を使うだろう。
けれども、舞台上に響くのは、
福島も東京も関係のない、僕らについての「声」だ。

■出演者
井黒英明 清水穂奈美 松原一郎
林弥生(海ガメのゴサン) 横手慎太郎(シンクロ少女)

■スタッフ
構成・演出:萩原雄太 
照明:千田実(CHIDA OFFICE)
舞台監督:西村耕之 
宣伝美術:藤井隆史

■公演日程:5月28日〜6月2日
5月28日(火)19:30
5月29日(水)19:30
5月30日(木)19:30
5月31日(金)19:30
6月 1日(土)14:30/19:30
6月 2日(日)17:00 
※受付・開場は開演の30分前 ※全席自由席

■チケット料金
当日2,200円    前売2,000円
初日割引1,800円  学生割引1,800円

■ご予約/4月27日発売開始
WEB:http://www.stspot.jp/ticket/stylecouncil/
MAIL:kamomemachine@gmail.com
   「ご来場日時」「お名前」「ご来場人数」を明記の上、ご連絡ください。
    なお、学生割引をご希望の場合、その旨も合わせてご記載ください。
    追って予約確認のメールを差し上げます。

かもめマシーン
2007年より東京都を中心に活動。
カンパニー名はチェーホフの「かもめ」とハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」に由来する。
2010年、シアターX国際舞台芸術祭参加。
2011年に福島県双葉郡広野町で行った路上劇『ゴドーを待ちながら』は、The Wall Street Journalにも取り上げられ、
注目を集める。近作に『パブリックイメージリミテッド』(2012年・小劇場楽園)、
1人の観客に向けた一人芝居『XTC』(2011年)、
『雲。家。』(エルフリーデ・イェリネク作、2011年・若山美術館)など。

■お問い合わせ/かもめマシーン
E-mail:kamomemachine@gmail.com

詳細→ https://sites.google.com/site/kamomemachine/next

戻る