劇場

ラボ20 #20-restart- 開催致します!

2008年8月09日

あらゆる先入見を捨てて<生成する無垢の出来事>に立ち会いたいと思います。

キュレーター:室伏鴻
photo by Ichiro Matsuo

「Dancer / Danger」危ういのが好き、縁にキワドくさらされたカラダが好き。脆さとメタモルフォーズの、ふるえる境界で闘っているヒトが好き。そして他へと接続する野蛮で繊細な意志の、断面が好き。抵抗と惑乱。奇妙な、滑稽で悲惨なエレガンス。とは言いつつ、あらゆる先入見を捨てて<生成する無垢の出来事>に立ち会いたいと思います。ワンダー、それが(ダンスの)幸運です。共感するダンスの思考を引いておきます。「・・・すべてが出来事であれ、と念じる意志によってしか、ダンスが出現する可能性はない。ダンスは故に、意味を捉える目には見えない。ダンスへ向かう意志、すなわち見えぬものに向かう意志は、観客がもつもう一つの欲求である意味理解への欲求を常にすり抜け突き進まなければならない。」(S.K.)室伏鴻 [STスポット・ラボ、キュレーションのために]

【プロフィール】室伏鴻(むろぶし こう)
69年土方巽に師事、72年「大駱駝艦」の旗揚げに参加。76年舞踏派「背火」を主宰。舞踏新聞「激しい季節」を編集・刊行、「アリアドーネの會」をプロデュース。78年パリで「最期の楽園–彼方の門」を1ヶ月ロングラン公演し、舞踏が世界のBUTOHとして認知されるきっかけとなる。2000年神楽坂die pratzeで「Edge」、01年世田谷シアタートラムにてメキシコ国 立芸術院との共同制作「Edge 01」。以後「Edge」シリーズでヨーロッパ・南米を中心に、意欲的に活動を続ける。03年、若手メンバーを率いた新ユニットKo&Edge Co.で『美貌の青空』(JADE2003土方メモリア ル)、新しい舞踏を切り拓く作品として多くの批評家から絶賛を浴びる。06年6月新作 ソロ「quick silver」。6月下旬ヴェネチア・ビエンナーレーダンスフェスティバル、10月フランス CNDC Angersにて招聘公演を行う。第37回(2005年度)舞踊批評家協会賞受賞。


サポート・コレオグラファー:鈴木ユキオ
photo by Shinji Kubo

どんな身体に出会えるのでしょう、室伏さんの求めることはとてもシンプルです、しかしそれがとても難しい。私自身、彼の求めるものを体現できているわけではありませんが、私の経験から、皆さんとキュレータとの通訳のような事が出来るかもしれません。個人的には、皆を黙らせてしまうような、独自の身体に出会えたら嬉しいですね。
鈴木ユキオ

【プロフィール】鈴木ユキオ(すずき ゆきお)
97年アスベスト館にて舞踏を始め、室伏鴻などの作品に参加。2000年より「金魚」として活動を開始。切実な身体を並べた、ドキュメンタリー的演出・振付方法が注目を集める。近年は横浜トリエンナーレでのパフォーマンスや、東京シティバレエ団ダンサーへの振付、「アジアダンス会議」参加など、振付家としての活動も幅広く展開。また、舞踏のメソッドを基礎にワークショップも実施。身体を丁寧に意識し、自分だけのダンスを作り出すプログラムを各地で開催している。03年STスポットよりラボアワード受賞。04年セゾン文化財団ネクストネクスト公演ファイナル参加。ガーディアンガーデン演劇フェスティバル公開審査会出場。05年トヨタコレオグラフィーアワードでオーディエンス賞受賞。05年度セッションハウスレジデンスアーティスト。07年京都芸術センター舞台芸術賞2007ノミネート。08年トヨタコレオグラフィーアワード「次代を担う振付家賞」受賞。
<「金魚」ホームページ>

【ラボ20とは】
「ラボ20」は、コンテンポラリーダンスにおける、若手作家の発掘・育成を目標としています。第一線で活躍する方をキュレータに招き、オーディションによる出演者の選定、創作過程でのアドバイスなど、公演全体のデザインを依頼。毎回異なるキュレータを用いることで、ダンス表現の一傾向に偏ることなく、新しい作家を輩出し続けています。(過去のキュレータ:伊藤キム、山田うん、岡田利規、桜井圭介、他)ショーケース公演の増加に伴い、発表の機会を得ることは以前より増えたものの、その後、単独公演を実施するまでにいたる作家の数はごく限られています。本企画では、新たな才能の発掘のみにとどまることなく、次のステップに進むための基盤固めの役割こそが必要だと考えます。20回目を迎える今回、「ラボ20」の役割をもう一度見直し、より創作過程に密着し、劇場ならではの「場の提供」、また人的支援のもと、実施いたします。今、この日本で、踊る事の意味とは、「踊り」とは何なのかといった根源的問題についても同時に考えて行きたいと考えます。

————ラボ20#20 募集要項—————–

●応募期間 2008年8月9日(土)〜8月29日(金)必着

●募集作品規定
*10分〜30分以内の作品。
*出演者数制限なし。(STスポットでの上演可能範囲)
*間口3間×奥行2間半の舞台で上演可能な作品。

●応募資格 募集作品規定を守り、『ラボ20』の日程に参加が可能な方。<年齢制限はありません。>

●応募方法 下記の2点を8/9〜8/29の期間内にSTスポット宛に郵送して下さい。
* ビデオでの審査をご希望の方は応募用紙などと一緒に作品ビデオをお送り下さい。
1.応募用紙
2.オーディション費 3000円
↓応募用紙はこちらからダウンロードできます。
rabo20#20oubo.pdf(PDF68K)
●オーディション(非公開) 9月3日(水)、4日(木)
*1組10分以内の作品上演(準備・撤去時間含む/上演作品に準じたもの)+5分以内のトーク。
*音源はMDまたはCDをご持参ください。

●選出結果はオーディション後、10日以内に通知いたします。

● 公開ディスカッション 10月21日(火)
(この日程以外にも随時キュレータとのディスカッションを設定予定。)創作過程に力点を置く「ラボ20」のプログラム構成で特徴的なのは「ディスカッション」です。ここでは、制作過程の作品を第三の目であるキュレータ、テクニカルスタッフ、劇場スタッフなどの前で上演し、その作品に対してキュレータが参加者の現在位置に合わせてアドバイスを行い、またテクニカルスタッフと作品のイメージをつき合わせることで作品の完成度を高めて行きます。

●稽古期間 10月14日〜11月17日
上記期間内で必要に応じて稽古場を提供します。(桜木町/急な坂スタジオ)

●リハーサル  11月19日(水)、20日(木)

●公演 2008年11月21日(金)、22日(土)、23日(日)
(計4ステージを予定しております。)

※チケットノルマはありません
※ラボ20ですぐれた作品を上演した出演者には「ラボ・アワード」を授与し、副賞として今後の当シリーズにおける作品発表の場や他会場でのダンスプログラム推薦等のサポートが得られます。
※やむを得ない理由での日程変更があります。

皆様のご応募お待ちしております。

問合せ&申込み:STスポット
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1
TEL.045-325-0411 FAX.045-325-0414
e-mail:lab20@stspot.jp
主催/STスポット
共催/横浜市
助成/アサヒビール芸術文化財団
協力/魁文舎 急な坂スタジオ

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