地域連携

『障害福祉と文化芸術の関わりを考える勉強会 “わたし”と“あなた”の関係づくり』参加者募集

2019年8月06日

令和元年度かながわボランタリー活動推進基金21・協働事業負担金
「地域における障害者の文化芸術体験活動支援事業」
(認定NPO法人STスポット横浜、神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課、神奈川県国際文化観光局文化課)

昨今、文化芸術の分野においては、障害のある人を含む多様な人たちや地域と関わることについて、多くの注目が集まっています。
この勉強会では、障害のある人の表現活動を支えている人の実践を伺い、障害福祉と文化芸術がお互いにとってより身近な存在となるためにできることは何か、考えを深めます。
各回ではグループディスカッションの時間も取る予定です。みなさんと一緒に障害福祉と文化芸術のより良い関わりを探究していきます。

■各回の内容
第1回 身体と身体の出会い

芸術家と障害のある人とのワークショップの現場では、身体が触れ合うことで生まれるコミュニケーションがあります。障害のある人とのダンスを続けている上村なおかさんを招き、障害のある人と出会うことで生まれる表現についてお話を伺います。また、参加者のみなさんにも実際にダンスワークショップを体験していただき、さらに身体への思考を深めます。
※動きやすい服装でお越しください

日 時:2019年9月27日(金) 14時~16時
会 場:ミューザ川崎シンフォニーホール 市民交流室
ゲスト:上村なおか(ダンサー・振付家)
参加費:500円

 

第2回 障害のある人との向き合い方~合理的配慮って?

障害のある人が文化施設を訪れたときに、どのようなことがあれば心地よく過ごせるでしょうか。
2016年4月に施行された障害者差別解消法では、障害のある人がさまざまな場面で困りごとなく生活できるように「合理的配慮」を行うように定められました。この回では、法律の策定にも関わった又村あおいさんにお話を伺い、障害のある方への配慮について改めて考える機会とします。

日 時:2019年10月23日(水) 19時~20時30分
会 場:STスポット
ゲスト:又村あおい(全国手をつなぐ育成会連合会政策センター委員・内閣府障害者差別解消法アドバイザー)
参加費:500円

第3回 創作活動を支えるために  ※定員のため受付終了しました※

障害のある人の「表現をしたい」という気持ちに寄り添うには、どのようなサポートの仕方があるでしょうか。この回では、舞台表現などの創作活動に取り組む障害のある人を、精神的・物理的に支える専門家「アクセスコーディネーター」の育成に取り組んでいるスローレーベルの野崎美樹さんをお招きし、障害のある人の創作活動を支えるために必要なこと、できることは何か、一緒に考えていきます。

日 時:2019年12月5日(木) 14時~16時
会 場:横浜市旭区民文化センター サンハート ミーティングルーム
ゲスト:野崎美樹(NPO法人スローレーベル インクルーシブ・プロジェクトマネージャー)
参加費:無料

第4回 障害のある人の声をきく

横浜市内で精神障害のある人たちのネットワークを作っている横浜ピアスタッフ協会では、2017年から「神奈川ピアまつり」を開催し、当事者の思いを表現する場をつくることで、つながりを広げています。この回では、横浜ピアスタッフ協会で活動するみなさんと、横浜市神奈川区で精神障害のある人の居場所を運営している中村麻美さんに、精神障害のある人たちの活動を地域に開く取組みについてお話を伺います。

日 時:2020年1月27日(月) 19時~20時30分
会 場:STスポット
ゲスト:横浜ピアスタッフ協会
中村麻美(地域活動支援センターひふみ 施設長)
参加費:500円

■対象
障害者との文化芸術活動に取り組んでいる、もしくは取り組みたいと考えている方。
主に文化施設や芸術団体に関わる方を想定していますが、ご興味をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。

■定員
各回20名(先着順、要事前申込)
※4回連続のご参加をお勧めしますが、1回ごとのご参加も可能です。

■お申込み
件名を「勉強会参加」として、以下の内容をこちらのメールアドレス(community@stspot.jp)まで
お送りください。こちらからの返信をもってご予約完了となります。
(1)お名前(ふりがな)
(2)ご所属(あれば)
(3)参加ご希望の回
(4)当日連絡用の電話番号
(5)メールアドレス
(6)この勉強会に期待すること
※短くて構いませんので、ぜひお知らせください。出来る限り内容にも反映させていきたいと思います。
※参加するにあたって特別な配慮が必要な方は、2週間前までにお知らせください。
※当日は記録のために写真撮影を行うことがあります。

■アクセス
◎ミューザ川崎シンフォニーホール 市民交流室(第1回)
〒212-8557 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 4F
・JR川崎駅より徒歩3分、京急川崎駅より徒歩8分

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/◎STスポット(第2・4回)
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1
・各線「横浜」駅から徒歩10分。
◎横浜市旭区民文化センター サンハート ミーティングルーム(第3回)
〒241-0821 横浜市旭区二俣川1-3二俣川ライフ5F
・相鉄線二俣川駅より徒歩1分

http://www.sunheart.info/access.html

■ゲストプロフィール
上村なおか(うえむら・なおか)
1991年お茶の水女子大学舞踊教育学科卒業。95年より自作ソロダンスを開始。
2009年より十条にある「ヴィ街なか」にて、障害の有無に関わらず参加できるダンス教室で講師を務める。12年からはSTスポット横浜とともに特別支援学校や福祉施設に出かけ、障害児・者との関わりを続けている。第36回舞踊批評家協会新人賞受賞。桜美林大学芸術文化学群講師。

又村あおい(またむら・あおい)
神奈川県平塚市福祉総務課地域福祉担当所属。1995年平塚市役所へ入庁し、99年より8年間障害福祉課に在籍。神奈川県庁、内閣府への出向を経て、2015年より現職。
内閣府の障害者差別解消法アドバイザー他、数多くの障害者団体の委員、構成員、講師等を務める。障害児者福祉制度全般、障害児者支援を通じた地域づくりなどが主な活動分野。

野崎美樹(のざき・みき)
英国で美術館教育を学ぶ。2011年よりアーツ前橋(当時、前橋市 美術館開設準備室)に学芸員として勤務後、川崎市岡本太郎美術館の教育普及担当学芸員を経て、2015年8月より現職。障害の有無にかかわらず市民を巻き込んだプロジェクト型作品の制作、アートの現場のアクセシビリティ向上のための研究・人材育成に取り組む。

横浜ピアスタッフ協会
2015年横浜がピアスタッフの生まれやすい街になることを目的に精神障害当事者、支援者中心に設立される。横浜を拠点にしながらも、横浜以外の地域からの参加も多く、精神障害者、会社員、家族、支援者など様々な立場の人が共に活動している。活動のモットーは「仲間(ピア)」を何よりも大事 に思うこと、そして常に「楽しさ」を求めること。

中村麻美(なかむら・あさみ)
2005〜2012年まで世田谷パブリックシアターの学芸に所属し、劇場内・地域におけるワークショップ活動を主に担当。2012年より横浜市神奈川区にある「地域活動支援センターひふみ」で精神障害のある人たちの日中活動の場を運営。劇場勤務時代に体得した、地域の様々な人との関わりや場の作り方などを活かしつつ、日々試行錯誤している。

勉強会チラシダウンロードはこちら(PDFファイル、443KB)

■お問合せ
認定NPO法人STスポット横浜 地域連携事業部
担当:田中真実、川村美紗
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビル208
TEL:045-325-0410 FAX:045-325-0414 MAIL:community@stspot.jp
WEB:https://welfare-stspot.jimdo.com/

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