手塚夏子 『私的解剖実験-6』 共催

1月13日(日)〜14日(月・祝)

私的解剖実験-6〜虚像からの旅立ち〜

私が生きて来た時間と、
私たちが生きて来た時間の重なる所にある何かに向き合う時
その中にある良かったことも、
ひどかったことも、耐えたことも、耐えられなかったことも
どうしようもなく、現在にのしかかってくる

現在にのしかかってくる現実が、予想以上に重たい時
それを受け止めるのに時間をかけるしかない

どうやって時間をかけて
どうやって超えて行くのか?

               手塚夏子

振付 手塚夏子

出演 若林里枝 捩子ぴじん 大澤寅雄 萩原雄太 手塚夏子
演奏 カンノケント

公演日程
2013年1月13日(日) 19:00開演
     14日(月祝)15:00開演 /19:00開演
      開場は開演30分前を予定しております。

会場 STSpot

料金 ご予約2500円/当日2800円

ご予約
Webフォーム http://natsukote-info.blogspot.jp/
       http://stspot.jp/ticket/shiteki_06

お電話 045-325-0411

他、福岡公演、神戸公演あり
詳細は以下から

福岡公演 http://www.as-tetra.info/
神戸公演 http://www.db-dancebox.org/

—————————————————–

プロフィール
手塚夏子 ダンサー/振付家
1970年横浜生まれ。自身の体を素材とし実験する作品『私的解剖実験』シリーズを制作。一貫して身体の観察をし続ける中で、
自分の身体が世界の物事や人々に反応し続けている、つまり関わりが身体を作るのだという実感を得る。以来、関わりを観察する
作品に転換。その延長線上で、今、世界で起きている事はいったいなんなのか?どのような感じ方で世界を見る事が出来るか?
という問いを作品化し続けている。ニューヨーク、オーストラリア、ベルリン、ポーランド、インドネシアなどの国々で様々な企画に参加し、
2010年から、日本を中心にアジアの民俗芸能を調査している。311を経験した今、内発的な身体のあり方や、身体がメディアである
ことの大切さについて深く考えている。
http://natsukote-info.blogspot.jp/

カンノケント 音楽家 / Tabla奏者
北インドの打楽器 “Tabla”を U-zhaan, Zakir Hussainに師事。CM音楽やTV番組、フィルムなどでの演奏、また、舞台作品や
国内外のフェスティバルでの演奏/作品制作、楽曲提供。
ライブサポートでは、不定期プロジェクト(Tabla Dha, Tebla)。近年の主な共演者として小山田圭吾、飴屋法水など。また、近年、
ダンス作品制作に多く携わり、音楽の側から作品に光を当てる仕事をしている。ダンス作品は共作として小尻健太、山田勇気など。
http://kannokento.com/

音響:牛川紀政
照明:中山奈美
舞台監督:原口佳子
宣伝美術:voids

主催 手塚夏子
共催 ST Spot 提携 ArtTheater dB KOBE  art space tetra
助成 公益財団法人セゾン文化財団

—————————————————————-
真空でアラベスク60秒をお願いします。

黒沢美香さんからの推薦文
一人だけ異常な少女のような狂った人がいて群舞にあってもその子から目が離せないでいた。それが手塚夏子と知り、自分だけの
秘密をもったようで興奮したのは10数年前だ。その後、当たり障りない挨拶を交わすようになり、彼女を盗み見ると長いまつ毛と
細い首で凛と立っている。キリンや馬や駱駝に似ている。何語でどこから接したらいいのか解らないうちに、いつの間にか夏ちゃんと
呼ぶ距離になる。忘れられない出会いは「lonely woman」(2002年)で、これを継起に私達は駆け落ちのように急接近して、
デュエット「ある天才少女スミレ」(2003年、2006年)に向かう。その頃も夏ちゃんは「私的解剖実験」を語っていた。夏ちゃん
音頭取りでその後「道場破り」(2008年、2009年)に参加の機を得て再会した。この「道場破り」の長い準備期間で上質の贅沢を
させてもらったことが、今も私の宝になっている。私がダンス中で無意識に向かおうとする意識的な操作を、夏ちゃんが掘り起こしては
質問して言葉に並べる。私も動きを言語化する癖はあるが、夏ちゃんの言語化は傷やホクロも探知する観察の定義がある。無意識を
説明することと、答えるまで追いかける二人会議が本当に楽しかった。何時間もうんうん考える。唸って考えると自然に手が頭を掻く。
二人会議が終わった頃には二人とも髪の毛がボーボーに立っていて脳がくらくらして夕方になっていた。煮詰められ裏返され、私は
このしつこい作業がたまらなく楽しくて、使ってない楽器の音を聴いた。こういう入口があって体が動くんだ。夏ちゃんの発見から
ダンスの技法を教えてもらった。それで私は、夏ちゃんに感心して尊敬している。愛している。ところで今、大規模で不穏な時代に
入った。夏ちゃんは過剰に敏感なので、どうしているのか気になる。私達は等身大を晒して、生きている人の代表のように嘘でもする。
目撃した人はそれを見て、生きている今を確認する。だから以前よりもっと活発に活動したいと思っている。夏ちゃんに不自然で
不必要な体の輪郭を今度の「私的解剖実験」に含めてほしい。臓や皮膜や骨には無言の静止、真空でアラベスク60秒をお願いします。
アウトサイダーの枠の場合ではないから、体当たり踊り子に化けることが課題、と私は今考えているところです。船を大きくして皆さんに
乗船してもらいたい。その記号がアラベスクという紋切り型です。
                     黒沢美香(振付家・ダンサー)

—————————————————————-

natsuko
kannokento
(c)kikuko-usuyama

戻る