かもめマシーン 『スタイルカウンシル』 提携
僕らの持っている「声」はメディアだ。
声が発する内容のことではない。
その響きがメディアとして機能する
「わー」とか「ぎゃ」とか、「うぇ」とか、
意味として認められないような、文字にもできないようなその響きが、
時として「意味」以上に、僕らの身体に深く浸透してしまうことがある。
昨年、福島(といってもいわき市のしかも限られた地域だ)で、
いろいろな人に話を聞いたときに、
聞きたかったのは、多分その響きだった。
それさえ聞くことができれば、もしかしたら「震災」についてなど、
聞けなくてもよかったのかもしれない。
その響きに、そしてその響きが聞き手の身体に浸透していくことに、僕は希望を感じる。
時間を経て残るのは文字に変換できる「意味」であり、
響きはすぐに空気に溶けて消えてしまう。
けれども、僕は声のその響きの中に、
「未来」のようなものを見出したいと思う。
今回、福島で得た言葉を使うだろう。
けれども、舞台上に響くのは、
福島も東京も関係のない、僕らについての「声」だ。
構成・演出:萩原雄太
出演:
井黒英明 清水穂奈美 松原一郎 林弥生(海ガメのゴサン) 横手慎太郎(シンクロ少女)
日程:2013年5月28日(火)-6月2日(日)
28日(火)19:30
29日(水)19:30
30日(木)19:30
31日(金)19:30
6月1日(土)14:30/19:30
2日(日)17:00
*受付・開場は開演の30分前
*全席自由席
料金:
当日 2,200円 前売 2,000円
初日割引 1,800円 学生割引 1,800円
■ご予約/4月27日発売開始
WEB:http://www.stspot.jp/ticket/stylecouncil/
MAIL:kamomemachine(a)gmail.com((a)を@にしてお送りください)
「ご来場日時」「お名前」「ご来場人数」を明記の上、ご連絡ください。
なお、学生割引をご希望の場合、その旨も合わせてご記載ください。
追って予約確認のメールを差し上げます。
スタッフ:
照明:千田実(CHIDA OFFICE)
舞台監督:西村耕之
宣伝美術:藤井隆史
お問合せ:
かもめマシーン
[MAIL]kamomemachine(a)gmail.com((a)を@にしてお送りください)
かもめマシーン
2007年より東京都を中心に活動。
カンパニー名はチェーホフの「かもめ」とハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」に由来する。
2010年、シアターX国際舞台芸術祭参加。
2011年に福島県双葉郡広野町で行った路上劇『ゴドーを待ちながら』は、The Wall Street Journalにも取り上げられ、注目を集める。近作に『パブリックイメージリミテッド』(2012年・小劇場楽園)、1人の観客に向けた一人芝居『XTC』(2011年)、『雲。家。』(エルフリーデ・イェリネク作、2011年・若山美術館)など。
詳細→https://sites.google.com/site/kamomemachine/next