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2012.01.11

京都×横浜プロジェクト2012 『義経千本桜』上演のためのWS&オーディション

京都×横浜プロジェクト2012『義経千本桜』のためのワークショップオーディションを開催します。
総合演出に多田淳之介さん(東京デスロック)をお招きし、多田さんと白神ももこさん(モモンガ・コンプレックス)、杉原邦生の3名が演出をいたします。
みなさまふるってご参加ください!

京都×横浜プロジェクト2012
『義経千本桜』上演のためのワークショップ&オーディション

【日時】1次|2012年2月6日(月)18:30〜22:00 
           2月7日(火)18:30〜22:00(計2コマの内いずれか1コマ)
     2次|2012年2月8日(水)18:30〜22:00
 
【会場】急な坂スタジオ

【参加費】一般¥1,500/学生¥1,000

【ワークショップ講師】多田淳之介・白神ももこ・杉原邦生

【応募資格】18歳以上の心身ともに健康な方/お芝居、ダンスなどこれまでの経験・経歴は不問
      2012年5月(初旬予定)から開始される稽古と、公演に参加できる方(稽古場は急な坂スタジオを予定)
【応募方法】所定の応募用紙に必要事項を記入の上、写真(全身・バストアップ)を添付し、メール又は郵送でお送り下さい。
*応募用紙・・・こちらからダウンロード(1月8日より)
*メールでのご応募・・・件名を「オーディション参加申し込み」とし、info@kinoshita-kabuki.orgまで
*郵送でのご応募・・・封筒に「参加申し込み書在中」と記入の上、〒606-8171京都市左京区一乗寺西水干町32-1-416「木ノ下歌舞伎オーディション」係まで

※応募多数の場合、1次ワークショップの前に書類選考をさせていただく場合がございます。

【応募〆切】
2012年2月3日(金)必着(メールでのご応募は22:00まで)

【出演時の待遇など】
チケットノルマ等の負担金なし・販売マージンあり/交通費支給補助あり

【お問合せ】
木ノ下歌舞伎
TEL:080-3833-9879
E-mail:info@kinoshita-kabuki.org

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【公演概要】
企画名:木ノ下歌舞伎「京都×横浜プロジェクト2012」
タイトル:『義経千本桜』
総合演出:多田淳之介(東京デスロック)
演出:多田淳之介/白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)/杉原邦生(KUNIO)
監修・補綴:木ノ下裕一

公演日程(予定):[京都@春秋座]劇場使用期間|2012年7月4日(水)〜8日(日)
         [横浜@にぎわい座]劇場使用期間|2012年7月17日(火)〜21日(土)

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☆『義経千本桜』とは?
『義経千本桜』は歌舞伎三大名作の一つとして名高く、数ある歌舞伎演目の中でもその中核をなし、「ザ・古典」ともいうべき作品です。同時に、その四段目にあたる、俗に「四の切(河連法眼館の場)」は、現・猿之助の新演出によって、古典の現代化における一つのモデルケースとして、大きな到達点を示した演目としても語られる、古典性と現代性の双方の視点から重要視されている稀な演目といえます。
 悲劇の英雄・義経の都落ちを縦糸に、三人の主人公(平知盛、いがみの権太、狐忠信)をはじめ、それに関わる人々を横糸として織り込んだ、一種オムニバス形式の構成であるため、現行歌舞伎では一部を抜粋して上演されることが多い演目ですが、今回は、原則「通し」上演を目指します。
 三人の主人公のそれぞれの思想によって多面的な視座を持つ『義経千本桜』。本企画では三人の演出家の複数の眼によって、現在を照射する作品として上演します。

☆京都×横浜プロジェクトとは?
木ノ下歌舞伎が2010年度より開始した横浜はSTスポット、京都はアトリエ劇研を会場に、滞在制作に挑戦する3カ年継続プログラム。2010年度は杉原邦生演出『勧進帳』を上演、2011年度はモモンガ・コンプレックスの白神ももこ氏を京都に招き、約1ヶ月の滞在制作によって『夏祭浪花鑑』を制作し、その上演作品は常に話題を呼んでいます。

☆木ノ下歌舞伎とは?
木ノ下裕一と杉原邦生による、歴史的な文脈を踏まえた上で現行の歌舞伎にとらわれず新たな切り口から歌舞伎の演目を上演するための集団。上演する演目や企画に合った演出家を招いて作品を制作するスタイルを取っている。

☆演出家プロフィール

多田淳之介[tada-junnosuke](東京デスロック主宰 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督 青年団演出部/演出家)
1976年生。2001年に東京デスロックを設立。2003年より青年団演出部に所属、2010年4月、公共文化施設の演劇部門の芸術監督として史上最年少で就任。俳優の身体、時間経過、観客、劇場空間に起きる事象そのものを作品化する演出が特徴。取り扱うテキストは現代戯曲に留まらず、東西の古典、近代戯曲、インターネット上の発言のコラージュなど多岐にわたる。
「演劇LOVE」を公言し、アウトリーチ活動や、海外での公演、共同制作など国内外問わず活動を展開中。主な演出作は『ROMEO&JULIET(日韓両国版)』『WALTZ MACBETH』『LOVE』『再/生』『あなた自身のためのレッスン』など。

白神ももこ [shiraga-momoko](モモンガ・コンプレックス、鰰[hatahata] 主宰/振付家・ダンサー)
1982年、東京生まれ東京育ち。父にはリレーで一位になれないのなら、ビリになって目立て。と育てられる。自ら主宰するモモンガ・コンプレックスでは、ダンス・パフォーマンス的グループと名づけて、ダンス?な活動を通して世界の端っこに焦点をあてる。無意味・無駄を積極的に取り入れユニークな空間を醸し出す振付・演出には定評があり、カンパニー活動の他にワークショップや演劇作品への振付など多方面で活躍中。シアターガイドにて宝塚歌劇団のコラム「憧れなんて、無責任なものだわよ。」を連載する宝塚ファン。

杉原邦生 [sugihara-kunio](KUNIO主宰/演出家・舞台美術家)
1982年東京都出身。神奈川県茅ケ崎育ち。EXILEファンクラブ"EX FAMILY"会員。
特定の団体に縛られず、さまざまなユニット,プロジェクトでの演出活動を行う。木ノ下歌舞伎には2006年、『yotsuya-kaidan』での演出をきっかけに企画にも参加。これまでに『テラコヤ』(2007年)、『三番叟』(2008年)、『勧進帳』(2010年)と合わせて4作品を演出。その他の主な演出作品に、キレなかった14才♥りたーんず『14歳の国』、teuto『ソーグー』など。KUNIO06『エンジェルス・イン・アメリカ−第1部 至福千年紀が近づく』で京都芸術センター「舞台芸術賞2009」佳作受賞。こまばアゴラ劇場〈サミット〉ディレクターを2008年から2年間つとめる。